【アガシ自叙伝】
アガシが09年末にアメリカで上梓したこの本は、出版当初こそ薬物使用などセンセーショナルな内容が先行し、暴露本扱いをされもしたが、元世界王者が心情を吐露した“真実の結晶”として、次第に高い評価を受けるようになった。父親マイクによる特訓、ニック・ボロテリー・テニス・アカデミーでの日々、頭髪の悩み、サンプラスやフェデラーたちとの思い出、ウインブルドン初優勝、キャリアグランドスラムの達成、ブルック・シールズとの離婚、シュテフィ・グラフとの出会い、薬物に救いを求めた日々、テニスへの情熱を再び取り戻したときのこと……。栄光と挫折。アンドレ・アガシが、そのすべてを告白した。
OPEN―アンドレ・アガシの自叙伝